2009/08/28

団地の商店街

ボクの住むまち松葉町は、まさに典型的な団地。
環状のバス道路の中に4~5階建て、時折11階建ての団地が立ち並ぶ風景。

その団地の中心にある広場に面してマルエツと、10軒ちょっとの松葉中央商店街があります。
ここが松葉町の経済の中心です。

そういえば明日からはこの広場で松葉町ふるさと祭だったな。
この祭、たかが一地区の祭にしては相当規模がでかいもので、
子供の頃は本当に祭が楽しみだった。
金魚すくいは苦手で、ずっと型抜きに没頭してた。

松葉町ができてもう30年弱になるんじゃないかな。
30年くらい経つと、団地としての寿命を迎えるところもでてくるんでしょうけど、

松葉町が未だそこまで衰退しないのも、
こういったことを企画する地域コミュニティがしっかり形成されている証拠であろう。

話がそれたけど、そんな町の商店街に1軒の休憩所的なカフェ(夜は居酒屋的な感じ)があるそうで、
うちの親父が、たまたま休みの日に友人と軽く飲みに行ったらしいんですよ。

そしたらきっと同世代のおじさんたちなんでしょうね、バンド活動を狭い店内でやってたようで、
無趣味の親父が唯一できるギターを試しに弾かせてもらったようで。

そんなこんなで意気投合したようで、
それがきっかけとなり、そこに集まるメンバーと新しくバンドを組んだんだと。
完全にオッサンバンド。

でもこの団地にはそうやって音楽を楽しみたいというおじさんたちが意外にいるようで、
口コミで広がり、そのお店に新たにやってくる人も結構いるみたい。

いいですよね、こういうコミュニティ。

団地って、かなり特殊だと思うんですよ。
普通ありえないでしょ、こんなにも同世代の人が同時に住んでるなんて。

彼らが同時期にリタイアし、彼らのこども、すなわちボクらが同時期にこのまちを離れていく。
この同時性が団地衰退の根本的原因なんだけれども、

それが団地再生のきっかけにもなる気がしていて、
オジサンバンドがある種の新しいまちの転化の可能性を示してるのではないでしょうか。

時代の変化で、住まう場として使われなくなったところも、
こういうコミュニティの活動の場としていくことで、団地にしかない豊かな生活が送れるわけで、

建築に携わる者として、なんか一手打ってみたいな、というそんなお話でした。

おしまい。

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